2011年04月07日 所長ブログより

新年度ゼミ

けんぽうさん、QALYは週末にリライトします。すみません。

さて、共同運営のゼミが始まる。教科書が届かない(というか、私がいつまでも決めなかった)ので、「ふつーの人をどうやって説得する?」の課題研究にした。発表は一週間後。

本郷利子さん (54)
 新宿区在住。主婦。密かに特定健診対象。「やせようと思ったらいつでもやせられるのよ」と「宿六が部屋の中でたばこ吸うもんだから、臭くて仕方なくて」「どうせ政治家なんて悪いことしてるに決まってるんだから」が口癖。朝ズバは欠かさない。

 「放射能、怖いわね。だから昔から原発なんて危なっかしいって思ってたのよ。ヨウ素だか何だか知らないけれど、1個でも浴びたくないわ。どこかの温泉にでも
逃げようかしら。あの人(註:友達)いつも行こう行こうってだけ騒いで自分じゃ何にもしないんだから。ぶつぶつ」と思案中。

湯島かおりさん (28)
 渋谷区在住。修士卒業後、外資系企業に勤務。年に1度ずつ、欧州・米国出張の忙しい身だったが、昨年からは産休をとっている(9月に出産)。報道を見て、ミネラルウォーター確保に走るが、ペットボトル数本分しか手に入らず、不安がっている。とあるコンビニで水を見つけ、慌てて買ったところ「いろはす みかん水」で、落胆。コントレックスに手を出すかどうか、悩ましいところ。

…私なりに、ヒントと突っ込みどころは散りばめた。「大衆迎合」と批判されるかも知れないが、大衆を説得できない、ふつうの人に正しい情報を伝える努力をしないのならば、「社会薬学」の看板は下ろすべき。
 「放射線はDNAを破壊し、細胞レベルのがん化を誘発する。だから、水道水は避けた方が良い(私には採点不能)」のような答えを出す人が誰もいなさそうのは、喜ばしいこと。一週間後の、発表が楽しみ。

それはともかく、「宿六」が誰にも通じない。「しゅくろくってなんですか?」と言われる。もはや死語なのか。

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